
【2025年度】未来づくり委員会
【委員会基本方針】
『未来共創』
日本国内において地方では、少子高齢化や人口流出による人口減少が避けられない現状があり、私たちが住み暮らす「からつ」においても、若年層の転出が増えていることにより生産年齢人口が減少している現状があります。また、昨今のライフスタイルの変化や価値観の多様化により、地域との結びつきが希薄化するなかで「地域の子どもは地域で育てる」という環境が減少し、地域活力の低下がより深刻化しています。そのような状況のなか「からつ」に住み暮らす私たちが、当事者意識を持ち、地域が抱える課題解決に向けて取り組まなければ、次代を担う子どもたちや私たち大人も、地域の衰退を受け入れるしかなくなります。
地域活力の低下に歯止めをかけるためには、地域に住み暮らす私たち大人が「からつ」にある恵まれた地域資源を再認識し、子どもたちと共に「からつ」への郷土愛を深めることが必要です。さらに未来のため、地域を巻き込み、世代間のつながりを深める機会を創出することが重要です。そして、私たちの誇りとなる「明るい豊かなからつ」のために、地域の魅力をさらに伝播させることで地域ブランド力が向上し、地域活力が活性化します。
「からつ」には、先人から引き継がれてきた恵まれた地域資源のなかに「文化・風土・歴史」と地域特有の魅力があります。地域の魅力を私たち大人が子どもたちに伝えるため、より掘り下げて学ぶ必要があります。そして、次代を担う地域の子どもたちに地域の魅力を伝え、育てていくことが求められています。まずは、地域の魅力を共通して認識できるように私たち大人が共に学ぶことを通じて、地域資源の重要性を再認識し、世代を超えて受け継がれるきっかけを創造します。そして、地域の子どもたちが誇れる「からつ」の魅力を創出し、地域の方々との協力体制を強化することで、地域資源の魅力が次代を担う子どもたちに受け継つがれます。さらに、子どもたちの郷土愛を育み地域ブランド力の向上につながり、持続可能な地域の活性化を目指します。
また、本年は唐津市長選挙が行われます。私たち市民一人ひとりが唐津市の未来を真剣に考え、リーダーを選ぶ重要な機会です。公開討論会を開催することで、立候補予定者の政策やビジョンを比較し、地域社会の健全な発展や市政の健全な運営に資するリーダーを選ぶ助けになります。また、市民は立候補予定者の考え方を直接確認し、地域の未来に向き合える絶好の機会となります。唐津青年会議所が「明るい豊かなからつ」の実現のため、当事者意識を持って社会や政治に参画する意識を醸成します。
「わんぱく相撲唐松大会」は今年で第29回目を迎えます。子どもたちが相撲に真剣に取り組む姿は、大人たちに数々の感動や勇気を与え、子どもたちも相撲を通じ、取組の中で「勇気」をもって踏み出すことで勝利と敗北を目の前にし、喜びと悔しさを味わいます。神事としての歴史が礼に始まり礼に終わる美しい伝統を守り続け、この「礼節」を重んじる日本の国技である相撲を通じて感じた心が「感謝」の心につながり「からつ」の「わんぱくキッズ」たちをより良く成長させ、豊かな心を醸成します。そして私たち主催者側が、主体的に行動し協働体制を築くことで「地域の子どもは地域で育てる環境」を構築する一助となります。
「未来共創」とは、異なる立場や専門性を持つ人々が協力し、対話を通じて共に新しい未来を創造するプロセスのことです。唐津青年会議所は設立当時から地域課題の解決に取り組み、市民と共に「からつ」の明るい豊かな社会の実現に向け、地域と協働した活動を継続してきました。この「からつ」を愛する創始の精神を引継ぎ、私たちも愛に満ちた利他の精神が育んだ郷土愛を胸に、団結し共に歩みを進めなくてはなりません。そして成功にとらわれず成長し続けることが「明るい豊かな社会の実現」に近づくと確信します。本年度の未来づくり委員会は「未来共創」を掲げ、どんな困難な壁であろうとも挫けず、さまざまな人たちと共に乗り越え「からつ」をもっと好きになることで「愛があふれる 誇れる未来」を創造します。
『未来共創』~共に創ろう からつの未来~
【事業計画】
- 唐津市長選挙立候補予定者公開討論会
- 第59回京都会議参加推進
- 第29回わんぱく相撲唐松大会、第40回わんぱく相撲全国大会、第6回わんぱく相撲女子全国大会
- 未来づくり事業
- 会員拡大