2025年度 理事長
挨拶


一般社団法人唐津青年会議所
2025年度 理事長所信
一般社団法人 唐津青年会議所
理事長 梅田 小百合
~愛があふれる 誇れる未来へ~
『唐津青年会議所のことが大好きです』
私は2020年に唐津青年会議所に入会し、2022年に会員交流委員会の委員長をした際、委員会メンバーをはじめたくさんの方々がサポートしてくれました。当初、私は委員長として、唐津青年会議所をより良くするために邁進したいと思い活動をしていましたが、活動をしていくなかで大好きな委員会メンバー、唐津青年会議所メンバーのためにもっとがんばりたいという新たな熱い想いが芽生えたことで、さらに唐津青年会議所のことが大好きになり、委員長という役職を全うすることができました。
私はこの熱い想いを唐津青年会議所メンバーに伝播させ「For me」ではなく「For you」の精神を大切に、唐津青年会議所全体が愛であふれるような組織にしていきます。
そして、唐津青年会議所メンバーが「For you」の精神で活動・運動を続けていけば「からつ」に住み暮らす方々にも愛を届けることができると確信しています。
より良い「からつ」の実現、そして「からつ」の誇れる未来へ向けて全員でともに歩んでいきましょう。
【はじめに】
1961年「からつ」を愛する青年たちによって唐津青年会議所が設立され、このまちの発展に寄与してきました。創始の精神は現在も受け継がれており、その情熱は私たちの心を動かし続けています。
近年では、新型コロナウイルス感染症の世界規模での蔓延や、世界的な紛争など社会は大きく様変わりしました。世界中が未曾有の危機に直面し、いつしか「当たり前」の生活が「当たり前」でなくなった状況であっても、唐津青年会議所の目的達成に向けて前進し続けた経験があるからこそ、今後も「明るい豊かな社会の実現」に向けて積極的に青年会議所活動・運動を続けていかなければいけません。そして、いつの時代であっても郷土を愛し、その心を引き継ぎ、守り育てていくのは私たち青年の使命です。
また、2022年に策定した唐津青年会議所の中期ビジョン「未来VISION」に沿って、地域の課題や問題の解決に取り組むために、過去より受け継がれている郷土愛と利他の精神を大切に、何ごとにも挑戦していきます。
【からつの未来のために】
私たちが住み暮らす「からつ」は自然や文化、歴史の魅力にあふれていますが、少子高齢化社会や都市部への人口流出で人口減少は避けられない現状です。未来の「からつ」にとって、次代を担う地域の子どもたちは未来への希望を託す貴重な存在であり、子どもたちが「からつ」を愛し「からつ」に住み暮らし、将来の「からつ」を牽引できる人財へと成長できるように、学校や地域と連携を取りながら持続可能な青少年育成環境を構築します。
また、本年は唐津市長選挙が行われます。明るい豊かな「からつ」を実現するためには、市民一人ひとりが政治に対する無関心を払拭し、当事者意識を持つことが大切です。未来の「からつ」がより良いものとなるように「からつ」に住み暮らす市民・団体・行政が主体的に参画し、地域を支える一員となる機会を創出します。
そして「からつ」は全国の大名が集結した「名護屋城跡」など国の特別史跡を有す、歴史に深く関係している場所であり、市民・団体・行政と連携し、信頼し合える関係を築き、そして市民・団体に「からつ」の歴史について学ぶ機会を提供することで、地域を担う当事者意識と協働体制を構築し「からつ」の魅力ある歴史を受け継ぐことが大切です。
今後も「からつ」に住み暮らす子どもたちや地域の方々が笑顔で過ごすことができるように、そして「からつ」を愛し、誇れる地域となるために、私たちが今の時代に合った新たな価値観をもって率先して活動・運動を展開し「からつ」のブランド力を向上しましょう。
【これからの国際交流のために】
世界には10万人を超える青年会議所メンバーが在籍しており、恒久的世界平和の実現へ向け日々活動を行っています。そして青年会議所では、世界会議、ASPAC、国際アカデミーなど世界中の多様な価値観や文化にふれる機会があるため、志を同じくするメンバーとの交流や個々の見識を広めることができます。私たちも国際人として、この貴重な機会に果敢に挑戦することで、個人の成長の糧となり、学んだことをメンバーに共有することで唐津青年会議所全体の成長につながります。
また、唐津青年会議所は大韓民国麗水青年会議所と姉妹締結を結んでおり、先輩方のたゆまぬ努力により、50年以上の長きに亘り友情が育まれ、青年会議所間だけでなく、地域間・行政間への交流へと発展してきました。これからも友情を絶やすことなく国境を越えた絆をより一層強固なものにするためには、相手を思いやり、異なる文化や価値観を理解することが重要です。私たちが率先して民間外交の担い手となり、民間外交の経験や必要性を
「からつ」市民へ発信することで民間外交の理解を推し進め、これからの「からつ」に必要とされる国際感覚と変化する社会情勢に適応できる地域を目指しましょう。
【唐津青年会議所メンバーのために】
唐津青年会議所の強みに「団結力」があり、これからもJC活動を効果的に行うためには、個々が成長し、地域社会へ貢献できる人財となり、魅力ある組織へと進化していかなければいけません。現在、出席率の低下が課題となっていますが「団結力」をさらに深めるためには、まずは委員会や唐津青年会議所の事業に参画することが大切です。委員会内でメンバーの意識向上を図ることで、唐津青年会議所全体への意識向上につながり、さらなる「団結力」につながると確信します。そして、唐津青年会議所の「団結力」はこれまで先輩方から受け継がれてきた賜物であり、これからも持続可能な青年会議所運動を展開していくためには、メンバーだけでなく、OB会員との交流を密に行い、これまで紡がれてきた歴史や伝統、想いを受け継いでいくことが重要です。
また、姉妹JCである姫路青年会議所や友好JCである糸島青年会議所など他LOMとの交流も貴重な成長の機会です。他LOMとの交流を行うことで、唐津青年会議所とは違う価値観や想いに触れ、新たな刺激を受けることができます。
人と人のつながりを大切にし、交流を通じて相互理解をさらに深め、同世代の連携を強化することで、さらに魅力ある組織づくりを目指しましょう。
【唐津青年会議所メンバーの成長と学びのために】
現在、唐津青年会議所は在籍年数が短いメンバーが多く、理事経験者や経験豊富なメンバーが少ない現状にあります。そのような中、地域に必要とされる団体であり続けるためには、メンバーそれぞれが成長することが必要です。唐津青年会議所の活動・運動を構築すること、そして参加することが成長の機会となりますが、青年会議所には日本青年会会議所のJCプログラムなど学びの機会を得ることができる仕組みがあります。そのような機会を活用することで、JC活動での学びや成長だけでなく、メンバーそれぞれの仕事にも活かすことができ、企業の成長や地域経済の活性化、さらなる成長につなげることができます。
また、私たちには日本青年会議所、九州地区協議会、佐賀ブロック協議会などに出向できる制度があり、LOMの垣根を越えて交流することで、多くの気づきを得ることができます。また、出向することで得ることのできる学びをLOMに持ち帰り共有し、組織に還元することが重要です。そのためにも積極的に出向し、出向者が関わる活動や事業に参加することが成長の機会につながります。
自分のことだけでなく周りのことを考え、利他の精神を持って行動できる、そして自ら積極的に行動できる「ひとづくり」を行うために、今までの考えにとわられず質の高い成長の機会を掴みましょう。
【組織のために】
青年会議所の原点は会議であり、事業構築を進めるためにはさまざまな議論が必要です。委員会や理事会などの会議を行いながらより良い事業構築を行うためには、相手を思いやる気持ちを大切にしながらも自分の言葉で伝え、会議の質や計画、報告の質を上げることが重要です。
2024年より取り入れたアジェンダシステムなど、効率的に運営できるシステムを活用し、取り入れられることは取り入れ、必要なところは変更し、時代に沿って組織を常にアップデートしていくことで、より効率的に会議を行うことができます。また、効率的な運営は、唐津青年会議所により良い変化をもたらし、地域のロールモデルとなる魅力ある組織になることでJCのブランド力をさらに高めることができます。そのためには、利他の精神でメンバーのことを考えながらより良い組織にしていくことが重要です。
現在、唐津青年会議所はSNSを通じてたくさんの方に認知されています。今後も情報の効果を高めるためには、魅力的な発信を続け、さらにたくさんの方々に認知してもらい、唐津青年会議所の価値を高めるために、心をつかむ発信をする必要があります。
そして、本年は第74回全国大会佐賀大会が開催されます。佐賀県で初めて開催される全国大会を成功させるために、唐津青年会議所も副主管として佐賀県各地会員会議所と協働し、準備を進めていくことが重要です。唐津青年会議所メンバーが一丸となって取り組むことで、メンバー同士、そして佐賀県内各地会員会議所メンバーとの絆がさらに深まることを確信します。また、全国大会佐賀大会を行うことで「からつ」を含め佐賀県全体の地域の魅力を感じてもらうことができ、今後の地域発展につながります。「からつ」そして「佐賀」の魅力を全国の青年会議所メンバーに届けられるように構築していきましょう。
【これからの唐津青年会議所メンバーのために】
近年、唐津青年会議所のメンバーは減少し続けており、会員拡大が重要な課題です。これは唐津青年会議所に限らず、日本全国の青年会議所にも同じことが言えます。これからも人口減少に伴い、入会対象者自体の減少が予想されますが、唐津青年会議所が地域の発展に貢献できる組織であり続けるためには新しい仲間が必要です。そのために、多くの仲間を増やし切磋琢磨することで、メンバーの資質向上につなげ、私たちメンバーひとり一人が青年会議所の本質を理解し、魅力を語ることができるJAYCEEになれば、組織一丸となって会員拡大に取り組むことができます。
そのような魅力を語ることのできるJAYCEEになるために、まずは唐津青年会議所メンバーに唐津青年会議所やメンバーのことを大好きになってもらい「家族・会社・地域のために」誇れる組織を目指し、常にアップデートしていきましょう。
【For you】
大切な誰かのためにと思うと、途中で投げ出さず
最後までやり遂げようとします。
そうすると、自分で思っている以上の力を発揮できます。
その行動には、相手から「ありがとう」という「感謝の言葉」がかえってきます。
そうするとうれしくて
また頑張ろう!と力が湧いてきます。
逆に「for me」思考で「私のために」と
自分のことばかりを考えていたらどうでしょうか。
応援してくれる人もなく、感謝されることもなく。
そのような状態では、がんばり続けられずに、挫折しやすいです。
人は、愛を持って、誰かのために何かをしようと思ったときに大きく成長します。
「自分だけ」だったら、これくらいでいいと思っても
「大切な人のため」だったら、いくらでも頑張れます。
「大切な人のため」「大好きなからつのため」
相手を思いやる利他の精神を大切に
愛があふれる 誇れる未来のために
唐津青年会議所の誕生

昭和36年、日本経済は、高度成長時代へと動き出す幕開けとなりだす頃で世界の衆目を集めていました。経済のみならず、各分野にわたり、世界先進国の一員として安定の方向にありました。豊かな自然と歴史的遺産に恵まれた唐津も日本経済と共に急激な変革の時を迎えることとなったのです。そういう状況の中、唐津市民はしだいに次代を背負う若人に対し、社会的使命と責任を自覚し、より豊かな地域社会の発展に積極的な行動を求めるようになりました。これに対し当時の唐津の若い経済人も「我々商売人にも世の中のため、何かできる事があるのではないか」考え出したのです。そしてこの時、唐津の若い経済人達は、当時全国的に展開しつつある青年会議所の存在を知ることとなるのです。それ以来、唐津での青年会議所設立への急激な盛り上がりを見せ、遂に翌年の昭和37年9月、唐津商工会議所の支援の下、佐賀青年会議所をスポンサーとし、「相互の啓発と社会への奉仕」を目的とした唐津青年会議所が、全国 228 番目の青年会議所として設立されました。
ヒストリー

1962年(昭和37年) | ・唐津青年会議所認定 |
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1966年(昭和41年) | ・姫路JCと姉妹締結 |
1971年(昭和46年) | ・麗水JC(大韓民国)と姉妹JC締結 |
1974年(昭和49年) | ・冒険村事業(青少年事業)開催 |
1983年(昭和58年) | ・第1回鳥島王国イカダレース開催【以後、10年以上継続】 |
1987年(昭和62年) | ・第1回夜明けの散歩開催【以後、10年以上継続】 |
1995年(平成 7年) | ・まちの未来を考えよう 公開セミナー開催【現在の公開討論会へ繋がる】 |
2001年(平成13年) | ・九州地区協議会 九州地区大会2001開催 |
2002年(平成14年) | ・ステップアップソフトボール教室開催 |
2003年(平成15年) | ・第1回宇津木カップin唐津開催 |
2004年(平成16年) | ・チャレンジヨット教室開催 |
2005年(平成17年) | ・唐津大好きフェスタ開催 |
2006年(平成18年) | ・第11回夜明けの散歩(青少年事業)開催 |
2007年(平成19年) | ・地域交流ママチャリ4時間耐久レース開催 |
2008年(平成20年) | ・全国城下町シンポジウム唐津大会開催 |
2009年(平成21年) | ・第12回夜明けの散歩(青少年事業)開催 |
2010年(平成22年) | ・ドキドキワクワク手作りキャンプ(青少年事業)開催 |
2011年(平成23年) | ・カウント・ザ・パインツリーin虹の松原 第1弾 ~松は何本あるのだろう~ 開催 |
2012年(平成24年) | ・創立50周年 |
2013年(平成25年) | ・大人向け道徳講演会 |
2014年(平成26年) | ・市民意識アンケート調査 |
2015年(平成27年) | ・徳パック教室開催 |
2016年(平成28年) | ・佐賀ブロック大会主管 |
2017年(平成29年) | ・唐津市長選公開討論会開催 |
2018年(平成30年) | ・キッズカンパニー唐津開催(青少年交流事業) |
2019年(平成31年) | ・SDGs de 地方創生ゲーム(まちづくり事業) |
2020年(令和2年) | ・からつジョブチャレTV(青少年交流事業) ・「新型コロナウイルス対策本部設置」 |
2021年(令和3年) |
・唐津市長公開討論会
・唐津糸島ポスターステッカー配布事業 |
2022年(令和4年) |
・青少年事業 キッズわくわくワーク2022
・創立60周年記念式典(台風により中止) |
2023年(令和5年) |
・第48回ブロック大会inからつ
・青少年事業 キッズわくわくワーク2023
・まちづくり事業 ながつき唐津(マルシェ開催・高校生座談会)
・ビジネスセミナー・広報合同事業 |
2024年(令和6年) |
・唐津の「未来グルメ」を決めよう!!〜 こどもKARA-1グランプリ 〜
・100%例会達成 (1月例会及び通常総会)
・第39回わんぱく全国大会 佐賀代表Aチーム 団体戦優勝 |